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第5回 築350年の民家
三年前、私は長門に移り住んだ。長門は風光明媚のみならず、歴史に於いても興味深いところである。大内義隆、自刃の所としても知られており、また、いまだに毛利藩ゆかりの家が現存している。金子みすゞとの関わりが、長門の歴史の興味へ導いてくれた。

  仙崎には、私が見せて頂いたものだけでも少なくともそういった歴史的民家は三十軒は有る。その中でも、築三百五十年もの、風雪に耐え今なお、威風堂々と存在する一軒の萱葺き屋根の家は圧巻である。なんでも祖先は平家の落人と聞く。現在その場所に移築される以前は近くの小山に城があったとか。その城主にまつわるちょっとしたロマンチックなエピソードがある。

  小山の梺に夫の墓が在るなら妻の墓は、その反対側の小山の梺にまるで対面するかのように在るという。その民家もほっておけばいずれ朽ち果て消え去る運命にある。なにか有効な活用の仕方はないものかと模索しておられるが、なにかお手伝いできればと思っている・・・。

例えば歴史民族館、美術館、和風れすとらん等、また、「民家を残し活用を考える会」を発足してご一緒に考えてみませんか。